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災害時要援護者避難支援のルポ(令和4年6月)

自主防災組織では、当制度登録者の中から数名のご自宅を訪問、面談の上、支援方法を検討し、ケアプラン確認票を作成する試みを行いました。

しかし、支援組織として位置づけられている自主防災組織(自治会の役員委員が構成員に自動的になる仕組みで、構成員が組織を意識する機会は無く、組織として有機的に動けている状況にはない)の簡単に解決出来ない構造的問題が有り、全登録者(33名、2022年6月現在)への展開は出来ずにいます。

自主防災組織では、2022年6月に、平常時の取り組みの一環として、登録者の方全員に電話で連絡を取ってみました。

ご本人またはご家族と連絡が取れた方が21名、ご逝去されていた方が1名、留守録の方が5名、無応答の方が3名、電話が不通状態の方が3名(その後、民生委員児童委員の協力を得て健在であることを確認しました)という結果でした。

行政への登録情報が更新されずにいるという問題もありますが、平常時でこの結果ですので、災害時には全員に連絡を取るだけでも大変な時間と労力がかかることが想定されます。

自主防災組織も地域の共助のひとつですが、やはり何といっても災害時に大きな力を発揮するのは、ご近所同士の助け合いによる共助の力だと思います。​

宮内に住む皆様へのお願いでもありますが、普段から「顔の見える関係を作っておく」ことが大事と改めて感じています。そのためにも「自然に挨拶しあうまち宮内」になるといいですね。​​​

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