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宮内排水樋管での浸水対策訓練に参加

宮内自治会の自主防災組織では令和5年6月9日夜間に行われた川崎市上下水道局の宮内排水樋管での浸水対策訓練に参加、川崎市が排水樋管の短期的対策として取り組んできた成果を確認する機会を得ました。

 

令和元年10月12日に襲来した台風19号のもたらした大雨で増水した多摩川の水が排水樋管を逆流し近辺の住宅や町工場に大変な浸水被害をもたらしたことは忘れもしません。

このことをきっかけに自治会でも「災害時こそ自治会が最大限の力を発揮する時」との想いで、いろいろな課題に直面しつつも住民目線で自主防災組織の強化に取り組んできました。(当ホームページの自主防災組織のページを一度ご覧いただけると幸いです)

 

川崎市は排水樋管のゲートにフラップ機構を付けて電動化、観測機器を設置、遠方制御化等の対策を実施してきましたが、これに加えて今回排水作業能力の向上のために新設した排水ポンプ投入用マンホールの整備を完了しました。これを受けて行われた排水作業の訓練でしたが、多摩沿線道路の片側を止めて実施する大掛かりなもので夜間の21時30分から1時間かけて行われました。

 

これらの対策を施してもシミュレーションでは床上浸水被害は50%の減少にとどまるとのことで、今後も中期的対策として令和9年度を目標にポンプゲート設備の導入を検討しているとのことです。それでも浸水被害は71%の減少にとどまるとのことです。100%の減少を目指して長期的対策も検討しているとのことですが、全ての災害を防ぐことは出来ません。住民同士助け合う共助の意識を普段から育んでおくことが大切だと改めて思いました。

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