宮内自治会
避難所運営訓練を実施(令和7年2月)
令和7年2月15日の土曜日、宮内地域の指定避難所である宮内小学校の体育館と校庭をお借りして、「避難所運営体験イベント」と題した住民参加型の運営訓練を区役所危機管理担当部署のご助力をいただき、初めて実施しました。
当日は春を思わせる天気に恵まれたこともあってか、9時30分の避難所受付体験プログラム開始時間には行列が出来るほど参加者の出足が良く、スタッフ40名を加えて140名ほどの方に参加をいただけました。特にこども文化センターから職員の方の引率で子ども達が参加してくれたこと、家族連れの若い世代の方が参加してくれたことは、いざという時の町内の助け合いにつながっていくものと大変頼もしく感じました。
第一部は、受付体験プログラム。「被災世帯登録票」の記入体験や参加者にその場でお願いして「けが人」「要配慮者」等の役になってもらい車イスでそれぞれに設けたスペースに誘導する訓練にご協力をいただきました。HUG(避難所運営ゲーム)を疑似体験された方ならおわかりだと思いますが、避難所の受付は、避難者の多岐にわたる状況に即座に対応することが求められます。今回は時間的な制約もあり、簡単な受付体験となりましが、今後レベルアップしていければと思っています。
開会式に続いて、町内ごとに4班に分かれてもらい各町内部長をリーダーに第二部の防災訓練プログラムの体験が始まりました。
体験プログラムは、「起震車」「AED取扱い」「簡易ベッド組立て」「簡易タンカ作り」「簡易トイレ組立て」「間仕切り組立て」「アルファ化米・お汁粉の炊出し」の7つ。班ごとにまとまりある皆さまの行動のお陰で、混乱することなく予定した体験プログラムを無事終えることが出来ました。AEDの取り扱い習得への関心の高さは毎回のようですが、簡易トイレについても自宅に備えておくべきとの意識の高まりもあり、かなり感心が高かったように思います。宮内自治会でも6年度に初めて非常用トイレセットを6000セット(3人家族3日分として130世帯分)防災倉庫に在庫しました。いざという時に自治会員の皆さまのお役に立てるよう今後も在庫を積み増していく予定でいます。
閉会式のあと、参加者全員に「家庭に備えて置くべき防災グッズ紹介のリーフレットと防災グッズノベルティ」の入った小袋をお持ち帰りいただき解散となりました。
防災訓練は繰り返し行うことが大事。住民同士が顔見知りになり、いざという時に互助共助の力を発揮して命を守る行動に繋げることが防災訓練の一番の目的だと考えます。宮内の自主防災組織を活性化し、より強固なものにしていくためにも、毎年一回は何か新しいこと・楽しいことを一つずつ取り入れながら、今後も継続していきたいと考えています。
皆さまとともに「災害に強いまち宮内」「防災に積極的に取り組みまち宮内」を合言葉に、取り組んで参りたいと思いますので、今後とも皆さまのご理解とご協力をお願い致します。
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